検疫とは
Microsoft 365 のメール（Exchange Online）を利用していて、
組織のポリシーで好まくないと判断されたメールを隔離することができます。
隔離というのはメールの宛先（組織内のユーザー）に受信させずに、滞留させるということです。
例えば、”空のメール” をスパムメールと判断するポリシーを作って、
スパムメールと判断したメールを検疫するというアクションを設定すれば、
意図的に検疫の動きを確認することも可能です。（※Microsoft 365 の管理者に限る）
隔離されたメールを確認したい！
では隔離されたメールを確認してみます。
今回もMicrosoft 365 管理センターから作業をスタートします。
管理センターの一覧から「セキュリティ」（上の図の①）をクリックします。
Microsoft 365 Defender に移動したら
「確認」（上の図の②）
「検疫」（上の図の③）の順にクリックします。
検疫で隔離されたメールがあることを確認できました。
確認したらどうする？
検疫されたメールがあるのに放っておいたら、既定値では30日で削除されてしまいます。
重要なメールがスパムメールと判断され、見逃されてしまわないように注意しましょう。
メールをプレビューする
では早速、迷惑メールかどうか、検疫で隔離されたメールの中身を見てみましょう。
メールをレビューする手順です。
レビューしたいメールにチェック（上の図の④）
「メッセージのプレビュー」（上の図の⑤）をクリックします。
メールが確認できました。
メールを削除する
続いてメールを削除する手順です。
削除したいメールにチェック（上の図の⑥）
「検疫から削除する」（上の図の⑦）をクリックします。
隔離されていたメールが削除され、一覧から消えます。
メールを解放する
最後に、もし迷惑メールでなかったらメールを解放します。
解放したいメールにチェック（上の図の⑧）
「メールを解放する」（上の図の⑨）をクリックします。
解放したメールは宛先の受信フォルダに送信されます。
管理者の方で、検疫の状態を見たことがない場合は、
ご確認いただくことをお勧めします。
